楽天モバイルを解約する前に確認すべきポイント5つ|解約方法から手数料まで

「楽天モバイルを解約したいけど、手続きが面倒そう…」「解約時に思わぬ料金が発生するのでは?」と悩んでいませんか?

「楽天モバイル」の解約は、正しい手順で行えば思ったより簡単です。しかし、知らないと損をする注意点もあります。

この記事では、「楽天モバイル」を解約する前に確認すべきポイントと、損をしない解約方法について分かりやすく解説します。

「楽天モバイル」の解約方法は2つ

「楽天モバイル」を解約する方法は主に2つあります。

「他社へ電話番号を引き継ぐ」か、「そのまま解約する」かで手続きが異なります。

解約方法の種類

  1. 単純解約:「楽天モバイル」の契約をそのまま終了する
  2. MNP転出(他社への乗り換え):電話番号を維持したまま他社へ移行する

どちらの場合も手続き自体は簡単ですが、事前に知っておくべきポイントがあります。なぜなら、解約のタイミングや方法によって、支払う金額や必要な手続きが変わってくるからです。

例えば、解約のタイミングを月末にするか月初にするかで、支払う料金が変わってきます。また、MNP転出の場合は、新しいキャリアでの契約がスムーズに進むように、事前準備が必要です。

正しい解約方法を知っておくことで、余計な手間や費用を節約できます。

次に、解約前に必ず確認すべき5つのポイントについて詳しく解説します。

「楽天モバイル」解約前に確認!5つの重要ポイント

「楽天モバイル」を解約する前に、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。

これらを事前に確認することで、解約手続きがスムーズに進み、後から「こんなはずじゃなかった…」というトラブルを避けられます。

「楽天モバイル」解約金・違約金の有無をチェック

Rakuten最強プラン」は基本的に解約金が発生しません。しかし、2025年4月1日以降に新規契約した場合、1年以内の解約では解約事務手数料(最大1,078円)がかかるようになりました。

さらに、端末の分割払いが残っている場合は、解約後も支払いが継続します。「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」に加入している場合も、条件によっては事務手数料が発生する場合があります。

例えば、端末代金24,000円を24回払いで購入し、12回支払った時点で解約すると、残りの12,000円は引き続き支払う必要があります。解約前に「my楽天モバイル」で残債を確認しておきましょう。

解約金がいくらかかるかをあらかじめ確認しておくことで、予想外の出費を防げます。

「楽天モバイル」解約のベストタイミングを見極める

「楽天モバイル」の料金プランは日割り計算されません。そのため、解約のタイミングによって損得が変わります。

月初に解約すると、その月の料金をフルに支払うことになりますが、使用できる期間は短くなります。例えば、5月1日に解約しても、5月31日に解約しても5月分の料金は同じです。

そのため、単純解約の場合は月末ギリギリに解約するのがお得です。

一方、MNP転出(他社への乗り換え)の場合は、新しい契約の開始日なども考慮する必要があります。

例として、SIMカードによる乗り換えなら20日頃の申し込みが理想的です(SIMカード到着までの日数を考慮)。eSIMの場合は25日以降が良いでしょう(即日開通の可能性が高いため)。

解約タイミングを適切に選ぶことで、無駄な支払いを避けられます。

ポイントや特典の失効に注意

🚨解約すると楽天ポイントや特典が失効する可能性があります。

特に以下の点に注意しましょう:

  • 「Rakuten Link」に保存されているデータは契約解約と同時に削除される
  • 「楽メール」は解約後31日間保持されるが、継続利用には「楽メール持ち運び」オプションの申し込みが必要
  • 「未使用の楽天ポイント」は解約後も使用可能だが、特典ポイントは失効する場合がある

例えば、「楽天モバイル」契約者特典として楽天市場でのお買い物で付与されていた+4倍のポイント特典は、解約後は受けられなくなります。

解約前に獲得済みのポイントや特典を確認し、必要に応じて使用しておきましょう。

他社への乗り換え(MNP)手続きを確認

電話番号をそのまま他社に引き継ぎたい場合は、MNP転出の手続きが必要です。

手続きの流れは以下の通りです:

  1. 「MNP予約番号」を取得する(My楽天モバイルアプリから可能)
  2. 予約番号の有効期限(15日間)内に乗り換え先で契約する
  3. 乗り換え先での開通手続きが完了すると、自動的に楽天モバイルは解約される

なお、「Rakuten最強プラン(データタイプ)」を使用している場合は、そのままではMNP転出ができません。先に通話可能な通常タイプへ変更してからMNP転出の手続きを行う必要があります。

MNP転出の手続き」を正しく行うことで、電話番号を変えずにスムーズに他社へ乗り換えられます。

SIMカードの取り扱いを確認

解約後の「SIMカード」は基本的に返却不要です。

ただし、個人情報保護のため以下の方法で適切に処分しましょう:

  • SIMカードを細かく刻んで地域ごとの分別方法に従って破棄する
  • 個人情報の流出が心配な場合は、「楽天モバイル RSIM回収係」に返送する(送料は自己負担)

例えば、SIMカードをそのまま捨てると、悪意のある第三者に拾われて不正利用されるリスクがあります。適切に処分することで、情報漏洩のリスクを減らせます。

SIMカードの適切な処分は、個人情報保護の観点から重要です。

解約前に知っておきたい:独自の世代別スマホプログラム

「楽天モバイル」は世代別にお得なプログラムを実施しているのは、知っていますか?

世代別プログラムは、「rakuten最強プログラム」と併用することでスマホ料金をさらに抑えることが出来ます。

知らない方は解約前にチェックしてみてくださいね。

12歳以下の方:最強子どもプログラム

13歳~22歳以下の方:最強青春プログラム

65歳以上の方:最強シニアプログラム

「楽天モバイル」解約方法の手順

解約の仕方は主に「my楽天モバイルアプリを使う方法」と「Webブラウザを使う方法」があります。

どちらも手順は似ていますが、ここではアプリでの手順を詳しく説明します。

アプリでの解約手順(解約のみの場合)

  1. 「my楽天モバイルアプリ」を起動し、ログイン
  2. 画面下部の「契約プラン」をタップ
  3. 「その他のお手続き」内の「各種手続きへ進む」をタップ
  4. 「解約のお手続き」から「解約」を選択
  5. 解約に関する注意事項を確認し、「次へ進む」をタップ
  6. サービスに関する注意事項、特典案内を確認
  7. アンケートに回答して「解約内容を確認する」をタップ
  8. SMS/メールで送られるワンタイムパスワードを入力
  9. 申込み内容を確認して「解約を完了する」をタップ

解約が完了すると、登録メールアドレス宛に「[楽天モバイル]解約完了のお知らせ」というメールが送られます。このメールは解約証明書としても使えるので、保存しておくことをおすすめします。

手順に沿って操作すれば、10分程度で解約手続きが完了します。

MNP転出(他社への乗り換え)の手順

MNP転出には、「MNPワンストップ方式」と「従来方式」の2種類があります。

MNPワンストップ方式(対応事業者の場合) 最近は多くの事業者がこの方式に対応しており、乗り換え先で手続きをするだけで自動的に楽天モバイルは解約されます。

従来方式(MNPワンストップ非対応の事業者)

  1. my楽天モバイル」アプリで「契約プラン」をタップ
  2. 「その他のお手続き」内の「各種手続きへ進む」を選択
  3. 「他社へのお乗り換え(MNP)」をタップ
  4. 注意事項を確認し、「次へ進む」をタップ
  5. 必要事項を入力し、「MNP予約番号を発行する」をタップ
  6. ワンタイムパスワードを入力して認証
  7. 発行されたMNP予約番号を確認(有効期限は15日間)
  8. 予約番号の有効期限内に乗り換え先のサービスに申し込む

MNP予約番号の有効期限は15日間なので、その期間内に新しいキャリアでの契約を完了させましょう。

「楽天モバイル」解約後の請求について知っておくべきこと

解約後も最終月の料金が請求されます。支払い方法によって請求のタイミングが異なるので注意が必要です。

例えば、8月25日に解約した場合、8月1日から8月25日までの利用料金は9月に請求されます。楽天カードの場合、月末締めで翌月27日に請求されます。

また、一部のオプションサービスは解約月の日割り計算ではなく、全額請求される場合があります。「15分通話かけ放題」や「国際通話かけ放題」などが該当します。

そして、当たり前ですが「未払い料金」がある場合は速やかに支払いましょう。未払いのまま放置すると、強制的に契約解除される可能性があります。その場合、再契約はできなくなるので注意が必要です。

解約後の料金精算を正しく理解しておくことで、支払いトラブルを避けられます。

「楽天モバイル」解約時の5つのポイントは抑えよう

「楽天モバイル」の解約は、正しい知識と手順で行えば簡単です。

最後に重要なポイントをおさらいしましょう:

  1. 解約金・違約金の確認:2025年4月以降の契約は1年以内の解約で手数料が発生
  2. 解約のタイミング:月末に解約するのがお得(料金は日割りされないため)
  3. ポイント・特典の確認:解約前に使い切るか、継続利用の手続きを検討
  4. MNP転出の手順理解:電話番号を引き継ぐ場合の正しい手順を把握
  5. SIMカードの処分:個人情報保護のため適切に処分する

これらのポイントを押さえておけば、余計な出費や手間を省いて、スムーズに解約手続きを完了できます。

楽天モバイルの解約はオンラインで簡単に完了できます。

もし解約を検討中なら、この記事を参考に、自分の状況に合った最適な選択をしていただけたらと思います。