「漫画や小説を読むのにKindle Unlimitedを使っているけど、端末を共有していて履歴が他の人に見られるのが気になる…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、「Kindle Unlimited」の読書履歴は完全には削除できないものの、プライバシーを守るための対策はいくつか存在します。
この記事では「読書履歴の管理方法とプライバシー保護のテクニック」を詳しく解説します。
Kindle Unlimitedの読書履歴について知っておくべきこと
「Kindle Unlimited」では、一度読んだ本の履歴が自動的に保存され、完全な削除はできません。
これは、Amazonがユーザーの読書傾向を分析し、おすすめ本の提案やサービス改善に活用するためのシステムとなっているからです。
たとえば、恋愛小説を読むと「おすすめの恋愛小説」が表示されたり、ビジネス書を読むと「ビジネス書のおすすめ」が表示されたりするのは、この読書履歴があるからこそです。
つまり、読書履歴はサービスの重要な機能の一部であり、完全な削除ができないように設計されているのです。
本の閲覧履歴は削除可能
「読書履歴」自体は削除できませんが、「閲覧履歴」は削除可能です。
Kindle Unlimitedには「読書履歴」と「閲覧履歴」という2種類の記録があり、閲覧履歴については管理・削除が可能な仕様となっています。
【スマホから閲覧履歴の削除する手順】
- Amazonのウェブサイトにアクセス
- トップページ右上の人型アイコンをタップ
- 「閲覧履歴」を選択
- 削除したい履歴を選んで「表示から削除」をタップ
【PCから閲覧履歴の削除手順する手順】
- Amazonのウェブサイトにアクセス
- 右上の「アカウント&リスト」から「おすすめ商品」をクリック
- 「表示履歴」タブをクリック
- 削除したい閲覧履歴を選んで削除をクリック
閲覧履歴を定期的に削除することで、ある程度のプライバシー保護が可能です。
すべての閲覧履歴を削除する方法
すべての閲覧履歴を削除したい場合は、
- 閲覧履歴右上の「設定ボタン」から「閲覧履歴を削除する」を行う
閲覧履歴の【有効化/無効化】の設定方法
閲覧履歴を【無効化】すると、閲覧した作品が閲覧履歴に追加されず、おすすめ作品にも表示されなくなります。
- 閲覧履歴右上の「設定ボタン」をクリック
- 設定画面を表示したら、「その他の設定」をクリック
- 「閲覧履歴の有効化/無効化」を表示し「閲覧履歴のチェックマーク」を外す
できること・できないことを理解しよう
Kindle Unlimitedでプライバシーを守るには、「できること」と「できないこと」を正しく理解することが重要です。
サービスの仕様を知ることで、効果的な対策を講じることができます。
できること:
- 閲覧履歴の削除
- おすすめ内容の調整
- 閲覧履歴の記録停止
できないこと:
- 読書履歴の完全削除
- 利用履歴の削除
- おすすめ機能の完全停止
これらの特徴を理解した上で、自分に合った対策を選択することが大切です。
おすすめのプライバシー対策3選
読書履歴の完全削除はできなくても、プライバシーを守るための効果的な対策があります。
複数の方法を組み合わせることで、より安全に利用できます。
①専用アカウントの作成
- 普段使いのAmazonアカウントとは別に、「Kindle Unlimited専用のAmazonアカウント」を作成
- プライム会員特典とは独立して運用可能
②おすすめ内容の調整
- 「おすすめ商品を正確にする」機能で、特定の本をおすすめから除外
- 別ジャンルの本を検索して、おすすめの傾向を変える
③端末の使い分け
- 家族と共有する端末では別アカウントを使用
- 必要に応じてログアウトを徹底
これらの対策を適切に実施することで、プライバシーを守りながらKindle Unlimitedを楽しむことができます。
安心してKindle Unlimitedを使うために
「Kindle Unlimited」の読書履歴は完全には削除できませんが、閲覧履歴の管理やアカウントの使い分けなど、様々な対策を講じることでプライバシーを守ることは可能です。
本記事で紹介した対策を実践することで、より安心してサービスを利用できるようになるでしょう。特に、専用アカウントの作成は、面倒ですが最も確実なプライバシー保護対策となります。
【改めて注意点】
- 閲覧履歴の削除はこまめに行うことをおすすめします
- 家族と端末を共有している場合は、特に対策が重要です
- 定期的にプライバシー設定を見直すことをお忘れなく
まずは閲覧履歴の削除から始めてみましょう。その上で、自分の利用スタイルに合わせて、紹介した対策の中から実践できるものを選んでください。安心で快適な読書ライフのために、ぜひプライバシー対策を実践してみてください。