【映画レビュー】『とんび』不器用な父親と子の物語だけでなく、支えてくれる仲間も最高だった

2022年4月に公開された映画『とんび』

Amazonプライムビデオで、もう見れるのか!ということで鑑賞しました!

 

舞台は昭和時代の瀬戸内海に面した「備後の町」

そこでの破天荒な父親ヤス息子アキラの2人の生活が描かれています

 

また、この親子を支える周りの人たちとの関係も

非常に人情味あふれてて熱い!素敵な映画でした!

 

この記事では、この映画を見て

印象に残ったセリフ・シーン等をネタバレしないように気を付けながら

レビューしていきたいと思います!

総合評価:☆☆☆

  • 主なキャスト:阿部寛、北村匠海、麻生久美子、安田顕、薬師丸ひろ子
  • 時間:2時間19分

個人的に俳優:阿部寛さんが好きで気になってこの映画を見たのですが

「いやーハマり役だな」と思うくらい演技力が素晴らしかった!

表情、声、ふるまい、非常に「男」!って感じがします

 

幼なじみ役の安田顕さんも父親ヤスと息子アキラとの関係性がまた良い!

表情・言葉掛けがすごく大切に思っている感じが伝わってきました

 

そして薬師丸さんはなんであんなに割烹着が似合うんだ!(笑)

あらすじ

直木賞作家・重松清のベストセラー小説を、阿部寛と北村匠海の共演で実写映画化。

「糸」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、幾度途切れても必ずつながる親子の絆を描き出す。

昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。
運送業者のヤスは愛妻の妊娠に嬉しさを隠しきれず、姉貴分のたえ子や幼なじみの照雲に茶化される日々を過ごしていた。

幼い頃に両親と離別したヤスにとって、自分の家庭を築くことはこの上ない幸せだった。
やがて息子のアキラが誕生し、周囲は「とんびが鷹を生んだ」と騒ぎ立てる。

ところがそんな矢先、妻が事故で他界してしまい、父子2人の生活が始まる。

親の愛を知らぬまま父になったヤスは仲間たちに支えられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。

そしてある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をつく。

映画.com

この映画の良かったところ:人間味あふれる父親と周りの支え

この映画で特に見所だなと思ったのはこの2つ

  • 素直になれない性格
  • 周りの人たちの支え

素直になれない性格

父親ヤスは「さすがに、どんだけ不器用なんだよ!」

ってくらい不器用過ぎる男なんですが

人前で「素直になれない」というのは、ぼくも経験があります

 

素直になれなかったがために

「あの時、言っておけばよかったな」なんて後悔も

 

突然、男手ひとつで我が子を育てないといけない状況になった

ヤスもこの性格のせいでいろんな苦労を経験していきます

 

だけどそれが良いといえば、いいんですよね(笑)

陰でめちゃくちゃ喜んでいる場面とかも見てほしい

 

「がんばれよ」「ありがとうな」って

言葉をかける相手によっては小恥ずかしい時ってないですかね?

 

「わかっちゃいるけどな~」みたいなシーンに共感しつつも

「やっぱ素直さって大事だよな」と改めて思えます

周りの人たちの支え

この映画で一番よかったかもしれない

親子の支えてくれる周りの人たちがめっちゃいいんですよね!

 

ヤスは周りからみると「なんだか、ほっとけない」という存在

本人は口には出さないから

「やれやれ」と、困っているのを察して世話焼いてくれる

間違っていたら本気で怒って叱る

絶望していたら「助けてやるからな」と言ってくれる

もう、人情味あふれる熱いひとたちに感動しました

 

こういうの好きな人、絶対にいると思います

印象に残ったセリフ・シーン

この映画で印象に残ったセリフ・シーンを

紹介していきます

「背中を温めてくれる存在」

「やさしさ」しかない感動的で素晴らしいシーンでした

この”背中を温めてくれる人”の話を聞けただけでも

「この映画、見て良かったな~」と思いました

教えの説き方もすごくよかったですね

 

だれに向けて言葉をかけているのかとかも含めて

ぜひ、見てみてほしいです

「きつねの嫁入り」

この言葉知ってますか?

ぼくは知らなかったので、豆知識として一応解説します

 

簡単にいうと「空は晴れいるのに、雨が降っている」

お天気雨というやつですね

この日がヤスにとって運命の日でした

おすすめしたい人

こんな人にこの映画をおすすめしたいです

  • 俳優:阿部寛・安田顕が好きな人
  • 昭和時代の味のある雰囲気が好きな人
  • 人情味のある人とのつながりが好きな人

阿部寛とヤスケンさんの人間味ある役演技が

いいですよー

この映画が向かないと思う人

  • 話の展開が読みやすい
  • 不器用な男が嫌なひと

正直、話の展開はさき読みしやすいかもしれませんので

予想外のことを期待している人は物足りないかも?

 

場面によっては「なんでそこなんも言わんで帰るの?!」みたいな

「それはないだろー」と感じるシーンがあるので

人によってそれが嫌かも?

 

だけどそれは、まんまと俳優さんの演技力にやられているからですね(笑)

まとめ:親子を支える周りの人たちに感動した

この記事では映画『とんび』をレビューしてきました

めっちゃ簡単に言うと

「突然、父子家庭になった不器用な父親と子の物語」なのですが

”昭和の味のある時代感””周りの人情味あふれる仲間たち”がすごくいい!

親子を本気で支える姿に感動しました

 

その時の心情とかを想像しながら見ることで

人生で大切なことも学ぶこともできました!

 

「背中を温めてくれる存在」

和尚さんの言葉、めっちゃ良かった

 

この映画は

Amazonプライムビデオで見ることができます

興味がある方は、ぜひ見てみてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました☺